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サーバーリプレイスはなぜ必要? 実施する際の注意点とは

さまざまな機器と同様に、企業で運用するサーバーも長年使い続けることで劣化や故障が生じるようになります。

「データを処理する速度が下がってきた」「社内ツールが急に使えなくなってしまった」といった不具合にお悩みの担当者の方もいるのではないでしょうか。つねに稼働し続けているサーバーは、故障してからの対応となった場合、業務に致命的な影響が出る可能性もあります。

特にWebサーバーやファイルサーバーなどを運用するIT企業では、突然のサーバー停止が業務に致命的な影響を与える可能性があります。そのため、サーバーが故障する前に対策を講じることが重要です。その対策の一つとなるのがサーバーリプレイスです。

サーバーリプレイスとは、サーバーを新しい機器に交換することです。安定したサーバーの稼働を継続するためには、定期的なサーバーリプレイスの実施が望ましいといえます。

この記事では、サーバーリプレイスが必要な具体的な理由や実施する際の注意点について詳しく解説します。


目次[非表示]

  1. 1.サーバーリプレイスが必要な理由
    1. 1.1.①ハードウェアのスペック不足 
    2. 1.2.②ハードウェアの老朽化
    3. 1.3.③OSやソフトウェアの保証期間の終了
  2. 2.サーバーリプレイスを行う際の注意点
  3. 3.まとめ


サーバーリプレイスが必要な理由

サーバーを長年使用し続けることで、ハードウェアのスペック不足や老朽化による突然の不具合が生じることがあります。

ここからは、サーバーリプレイスが必要とされる具体的な理由を3つに分けて解説します。


①ハードウェアのスペック不足 

サーバーを使い続けるうちに、ハードウェアのスペック不足が起こり、ストレージの容量が足りなくなります。

過去のデータをストレージに保管するだけではなく、今後のデータも扱わなければならないため、必然的にデータ量は増えていきます。

また、データ量の増加に伴い、システムへの負荷も増えると考えられます。スペック不足によって業務負荷に耐えられなくなれば、処理の遅延が発生しやすくなります。業務生産性の低下を防ぐためにも、サーバーリプレイスが欠かせません。


②ハードウェアの老朽化

老朽化したサーバーを使い続けると、処理能力が低下して業務スピードに遅れが生じます。

また、突然の故障やサーバーダウンなどのトラブルにより、重要なデータが破損したり、業務が停止したりするなどのリスクも想定されます。

サーバーリプレイスを行わないままでいると、老朽化による故障の発生確率が高まります。さらに、万が一サーバーが故障してしまった場合、業務の停止によってビジネスの機会損失につながることも懸念されます。


③OSやソフトウェアの保証期間の終了

保証期間が終了したあとのOSを使用し続けた場合、サイバー攻撃への対策を万全に行えずに、防御が手薄になってしまいます。脆弱性を突かれて重要なデータや機密情報が消失したり、情報が漏えいしたりするリスクが高まると考えられます。

OSやソフトウェアのセキュリティで不具合が生じた場合、ハードウェアの増設や部品の交換、運用方法の見直しといった改善策が考えられますが、これらは根本的な解決につながるとはいえません。



サーバーリプレイスを行う際の注意点

サーバーリプレイスを行う際に注意したいのが、移行中のデータ破損です。

ファイルサーバー内のデータ破損を防ぐため、移行手順を明確にするほか、最新データのバックアップを必ず取ること、万が一に備えた復旧作業の準備などが欠かせません。

また、サーバーリプレイスの実施にかかる費用を把握しておくことも大切です。サーバーリプレイスの費用は、物理環境・クラウドのうち、どの移行先を選ぶかによって異なります。

また、サーバーリプレイスを実施するにあたって、社内全体で早めの準備、対応を行うことも重要です。

実施の目安として、国税庁が示す減価償却資産の耐用年数を参考にできます。国税庁『LAN設備の耐用年数の取扱いに関する質疑応答』では、サーバーの耐用年数について次のように示しています。

平成13年度の税制改正により、電子計算機の耐用年数について、改正前は6年であったものが、パーソナルコンピュータ(サーバー用のものを除く。)については4年、その他のものについては5年に短縮されたため、LAN設備全体を一つの耐用年数とすることについては、個々の法人の事情に応じてLAN設備の構成は区々であり、また、その主要な構成要素である電子計算機の耐用年数も2種類となったことから、一律に何年といった耐用年数を加重平均して算定すること自体が困難となったこと。

引用元:国税庁『LAN設備の耐用年数の取扱いに関する質疑応答


実際に使用する機器や設備によって耐用年数は異なるため、一概にはいえませんが、5年を目安にサーバーリプレイスを実施して、老朽化による故障や情報漏えいといったリスクの回避につなげてみてはいかがでしょうか。

出典:国税庁『LAN設備の耐用年数の取扱いに関する質疑応答



まとめ

この記事では、サーバーリプレイスが必要な理由や注意点について、以下の項目で解説しました。

  • サーバーリプレイスが必要な理由
  • サーバーリプレイスを行う際の注意点

サーバーリプレイスは、ハードウェアの老朽化による処理能力の低下や故障、OSの保証期間終了後のセキュリティリスクを避けるために必要不可欠です。

IT機器の導入から5年を目安として、サーバーリプレイスを実施するための早めの準備と計画を行います。

また、自社でサーバーやIT機器を管理する際にかかる手間やコストを削減したい場合は、データセンターの利用をご検討してみてはいかがでしょうか。

MCデジタル・リアルティの『コロケーション』は、サーバーやIT機器をよりセキュアな場所に設置して、災害リスクを削減できます。

さらに、生体認証・カードリーダ・物理鍵などによるセキュリティ対策で、さまざまなリスクから機密情報を安全に守ります。

MCデジタル・リアルティは、強靭かつ高セキュリティなデータセンターのスペース貸出(コロケーション)と24時間365日有人監視体制で、最適なサーバー環境を提供いたします。

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