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デジタルツインとは? 活用するメリットとともに解説


近年、製造業を中心に注目されている“デジタルツイン”は、あらゆるシミュレーションによって、起こり得るトラブルやリスクの予測、生産システムの見える化に役立つことから、すでにさまざまな企業に取り入れられています。

なかには、「デジタルツインの具体的なメリットが知りたい」「導入後のイメージができるように活用例を知りたい」このようにお考えのご担当者さまもいるかもしれません。

本記事では、デジタルツインの概要や、導入メリットを解説します。


目次[非表示]

  1. 1.1.デジタルツインとは
  2. 2.2.デジタルツインを導入する3つのメリット
    1. 2.1.①品質向上・リスク削減
    2. 2.2.②トラブル改善・設備保全
    3. 2.3.③アフターサービスの向上
  3. 3.3.デジタルツインの活用例
  4. 4.まとめ


1.デジタルツインとは

デジタルツインは、インターネットに接続した機器を活用して、現実空間の情報を仮想空間内に再現する技術です。試作段階の製品のシミュレーションを重ねて、製品の完成度を予測したり現段階でのリスクを検証したりすることができます。

現実世界の環境を、そのまま仮想空間内に実現させる鏡の世界のイメージとして、“デジタルの双子”ともよばれます。

精度の高いデジタルツインを実現するには、IoTや5Gだけでなく、AIやARといった最新デジタル技術が欠かせません。IoTで収集した現実空間の膨大なデータを、仮想空間内でAIが分析・シミュレーションすることで、現実空間へのフィードバックがスムーズに進められます。

すでにデジタルツインの活用が進んでいる、製造業や建設業といった業界のみならず、医療や災害管理、都市計画など幅広いジャンルで活用が進んでおり、今後も市場規模が大きくなることが予想できます。



2.デジタルツインを導入する3つのメリット

ここからは、デジタルツインの導入で得られる3つのメリットを紹介します。


①品質向上・リスク削減

デジタルツインを活用すれば、製品の品質向上だけではなく、リスクの低減にもつながります。

現実空間で開発するケースにおいては、製品の開発段階で試作を繰り返し、膨大なコストに負担がかかっていた企業さまもいるかもしれません。デジタルツインでは、仮想空間内でシミュレーションを重ねられるため、コストを抑えたトライアンドエラーが可能です。

また、コストやスペースを気にする必要なく試作を繰り返し、細かい欠陥の洗い出しができるため、製品の品質も向上します。


②トラブル改善・設備保全

デジタルツインで、製造業の生産ラインを再現しておけば、製造プロセスで生じたトラブルは、すべてデジタル上で確認・分析・改善できます。

製造中のトラブルは、時間が経つとどの段階で起こったのか出来事なのかがわからずに、原因が解明できなくなるケースがほとんどです。デジタルツインによって、リアルタイムでデータを確認・分析するだけでなく、過去のデータをもとに状況を再現することで、スピーディに解決策を打ち出せます。

さらに、製造に関わるロボットの動作状況を遠隔で確認したり、部品の劣化による故障の予知を検知したり、ロボットが故障する前にメンテナンスすることも可能です。


③アフターサービスの向上

製造業においては、企業価値や顧客満足度の向上を図るために、製品を売ったあとのアフターサービスが欠かせません。

従来は、製品に関わる不具合は、顧客側から修理依頼や確認の連絡をとる必要がありました。しかし、デジタルツインを導入することで、製品の状況がリアルタイムで確認できるため、メンテナンスや部品交換が必要なタイミングで開発側から顧客に通知を送ることができます。

デジタルツインの活用は、顧客が求めているニーズの正しい理解だけでなく、リアルタイムで分析した情報をもとにアプローチを繰り返すことで、新たな製品開発に向けた戦略の練り直しにもつながります。



3.デジタルツインの活用例

最後に、実際にデジタルツインを活用している身近な例を紹介します。

東京都は、少子高齢化や首都直下型地震をはじめとする、さまざまな課題を抱えています。これらの課題解決および、都民の生活の向上を目指すべく、産学官との協力体制のもと、2030年の実装を目指して“デジタルツイン実現プロジェクト”に取り組んでいます。

デジタルツインの実現に向けて、2023年に行われているのは“センサー等によるリアルタイム・準リアルタイムデータ活用の検証”“都市のデータ整備の新たな仕組みの検証”“産学官でのデータ連携に向けた課題検証”の3つの事業です。

2030年の社会実装が実現したあとは、2040年までの継続的な改善サイクル構築の発展へと、プロジェクトは続いていきます。

デジタルツインの活用事例は、以下の記事でも詳しく解説していますので、こちらも参考になさってください。

『デジタルツインを支える技術と活用事例を徹底解説』



まとめ

この記事では、デジタルツインについて以下を解説しました。

  • デジタルツインとは
  • デジタルツインを導入する3つのメリット
  • デジタルツインの活用例

最新デジタル技術を用いて、仮想空間内に現実空間の環境を実現できるデジタルツインは、すでに多くの業界に取り入れられています。

仮想空間内でシミュレーションすることで、製品の品質向上やトラブルの改善など、さまざまなメリットを得られます。活用すれば、自社の課題解決につながるかもしれません。

なお、膨大なデータを必要とするデジタルツインを活用する場合は、高度な処理能力を持つサーバーが必要です。このようなサーバーを自社で管理するには、広いスペースの確保や、電力が必要になるうえ、運用の手間がかかるため、サーバーを安心して設置できるデータセンターを利用したサーバー管理がおすすめです。

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