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サーバーとクライアント端末をつなぐ無線LANと有線LAN線の違い

業務を円滑に進めるうえで欠かせない社内ネットワークには、無線LANと有線LANの2種類の構築方法があります。業務の効率化や生産性を高めるためには、自社に合ったネットワーク構築を選ぶ必要があります。

社内ネットワークを構築する際に、「社内の端末とサーバーとの接続方法に迷っている」「社内ネットワークは、無線LANと有線LANのどちらがよいのか分からない」など、お悩みのご担当者さまもいるのではないでしょうか。

本記事では、サーバーとクライアント端末をつなぐ無線LANと有線LANの違いや、無線LANを用いたネットワーク構築のポイントなどを解説します。


目次[非表示]

  1. 1.無線LANと有線LANの違い
    1. 1.1.無線LANの特徴
    2. 1.2.有線LANの特徴
  2. 2.無線LANで社内ネットワークを構築する際に必要な機器
    1. 2.1.①モデム/ルーター
    2. 2.2.②アクセスポイント
    3. 2.3.③サーバー
  3. 3.社内ネットワークを構築する際のポイント
    1. 3.1.①社内ネットワークの現状を確認する
    2. 3.2.②ネットワークを設計する
    3. 3.3.③運用や管理方法をマニュアル化する
  4. 4.まとめ


無線LANと有線LANの違い

無線LANと有線LANには、さまざまな違いがあります。主な違いを以下の表にまとめました。


▼無線LANと有線LANの違い


無線LAN
有線LAN
LANケーブルの有無
必要ない
必要
接続範囲
  • 屋内は50~100m程度
  • 障害物があると電波が遮断されやすい
  • 一般的に100m
  • 規格によっては延長が可能
接続スピード
規格によって差がある
速い
セキュリティ
注意が必要
強い
接続に必要な機器
  • モデム
  • 無線LANルーター
  • アクセスポイント
  • モデム
  • 有線LANルーター
  • LANケーブル
  • 複数の端末を繫げる場合はスイッチングハブ


ここからは、無線LANと有線LANの特徴を解説します。


無線LANの特徴

無線LANは、LANケーブルを使用しなくても複数の端末からネットワークに接続できるため、場所を選ばずに作業できます。

端末同士の通信も可能で、部署間のデータ共有も簡単に行えます。また、プリンターと無線LANを接続してオンラインプリンターとして使用したり、スマートフォンやタブレットからサーバーのデータを確認したりすることも可能です。

一方、無線LANの性質上、電波の干渉を受けやすく、オフィスのレイアウトによっては電波状態が安定しないケースがあります。

また、セキュリティ面においても、パスワードやIDが流出するとインターネットを無断で利用されたり、不正アクセスによる情報漏えいの被害が生じたりする可能性があります。そのため、セキュリティ対策を行う必要があります。


有線LANの特徴

有線LANは、LANケーブルを使用してスイッチングハブやルーターと端末をつなぐため、通信速度が安定します。また、スイッチングハブ・ルーターとともにLANケーブルを増やすことで、同時に接続できる端末の台数を増設できます。

ただし、LANケーブルの配線が見えたり、複数の配線が絡まったりすると、オフィスの景観を損ねます。また、LANケーブルを踏んだり引っ張ったりすると損傷や劣化につながり、通信速度が遅くなることもあるため、配線方法を工夫したり無線LANへの切り替えを検討したりする必要があります。



無線LANで社内ネットワークを構築する際に必要な機器

社内ネットワークとは、社内のパソコンやタブレットと、サーバー、プリンターなどを接続するネットワークのことです。

無線LANを使用して社内ネットワークを構築するためには、いくつかの機器が必要です。


①モデム/ルーター

モデムとルーターは、インターネットに接続する際に必要な機器です。

モデムは、電話回線やケーブルテレビ回線のアナログ信号と、パソコンのデジタル信号を相互変換します。光回線の場合は、光信号とデジタル信号を変換するONU(Optical Network Unit:回線終端装置)を使用します。

ルーターは、複数の端末をインターネットに接続する装置です。ルーターと端末を接続する際、LANケーブルが不要な場合は無線LANルーターを使用、また、ルーターと端末をLANケーブルで接続する場合は有線ルーターを使用します。

なお、モデムとルーター、ONUとルーターが一体になっている機器もあります。


②アクセスポイント

アクセスポイントは、複数の端末を接続してローカルネットワークを構築する機器です。アクセスポイント単体ではインターネットと接続はできないため、インターネットを利用したり、離れた場所のサーバーにアクセスしたりするには、アクセスポイントをモデムやルーターと接続する必要があります。

インターネットを利用する端末が少ない場合は、アクセスポイントは不要で、ルーターのみの設置になります。しかし、オフィスで使用する端末が多い場合は、ルーター1台に対して複数のアクセスポイントを設置します。端末の台数やオフィスの規模など、使用範囲に合わせてアクセスポイントの導入を検討します。


③サーバー

サーバーは、業務で使用するファイルやメールなどの情報を管理するため、社内ネットワークの構築には欠かせません。

サーバーには、データベースサーバーやファイルサーバー、クラウドサーバー、NAS(Network Attached Storage:ネットワークHDD)など、さまざまな種類があります。

サーバーを設置すれば、社内で管理している情報を厳重に管理できるため、セキュリティ対策に有効です。また、サーバーの種類によっては容量や性能が異なります。求める機能に合ったグレードを選んでください。

なお、サーバー構築については、以下の記事でも詳しく解説しています。

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サーバーのセキュリティ対策やアクセス権限については、こちらの記事をご覧ください。

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社内ネットワークを構築する際のポイント

社内ネットワークを構築する際に確認したいポイントを、3つ紹介します。


①社内ネットワークの現状を確認する

はじめに、自社の状況を確認して、課題がないかどうかを見つけることが大切です。

通信速度やセキュリティなど、現状の問題点や改善点を確認することで、構築後のネットワークトラブルの防止が可能になります。もしも、社内ネットワーク構築後にトラブルが発生した場合は、再構築する必要があります。


▼現状の確認ポイント

  • 通信速度が安定しているか
  • セキュリティ対策は万全か
  • ネットワークに接続する端末の台数・範囲 など


②ネットワークを設計する

企業の現状の課題を把握したうえで、システム設計を行います。

その際、できる限りシンプルな設計にするのがポイントです。システムエラーやトラブルが発生した際に、原因の究明にかかる時間を抑えられます。また、データのバックアップが取れる体制づくりも欠かせません。危機管理の観点から、バックアップシステムの構築を忘れずに行うことが重要です。


③運用や管理方法をマニュアル化する

社内ネットワークを構築する際は、予測できない障害に対応できるようにマニュアルを作成します。

ルーターやサーバーの故障といったハードウェア障害や、通信障害などが発生することが考えられます。このような障害が発生した際に、速やかに対応して早期復旧するために運用・管理マニュアルの作成を行います。

また、自然災害や火災、テロなどの緊急事態が発生することも考えられます。もしも、緊急事態が発生して事業継続ができない場合、企業は大きな損害を被る可能性があります。迅速に対応して事業を継続するために、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対策を策定することも重要です。

なお、BCP対策の一つに、ITインフラの自然災害対策として“データセンター”を活用する方法があります。強固な立地で耐震・免震構造のデータセンターを活用することで、自然災害が発生してもサーバーへの被害を最小限に抑えることが可能です。



まとめ

この記事では、サーバーと端末をつなぐ無線LAN・有線LANについて、以下の内容を解説しました。


  • 無線LANと有線LANの違い
  • 無線LANで社内ネットワークを構築する際に必要な機器
  • 社内ネットワークを構築するポイント


社内ネットワーク構築の種類には、無線LANと有線LANの2つがあり、LANケーブルの有無や接続範囲などが異なります。

無線LANを用いて社内ネットワークを構築する場合は、モデムやルーター、アクセスポイントなどが必要です。ネットワーク構築する際は、現状の確認やシステム設計、マニュアル作成などのポイントを確認しながら対応してみてください。

なお、BCP対策を策定する際は、データセンターの活用も検討されてみてはいかがでしょうか。データセンターは、自然災害が起こった際にサーバーへの被害を最小限に抑えられます。また、非常用の電源設備も整備されているため、電力供給の断絶によるトラブルを避けることも可能です。

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