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データセンターを利用するメリットとは? クラウドとの違いも併せて解説

自社システムの運用やデータの管理を行う際に、データセンターをサーバー管理の環境として検討することは少なくありません。一方で、「クラウドを利用しないのか」という意見が出てくるケースも多くあります。担当者としては、両者の違いやメリットをしっかりと把握したうえで選定したいところです。

そこで本記事では、データセンターとクラウドの違いと、それぞれがどのような強みを持つのかを解説していきます。


目次[非表示]

  1. 1.データセンターの役割
  2. 2.データセンターの設備
  3. 3.データセンターとクラウドの4つの違い
    1. 3.1.①サービスの内容が異なる
    2. 3.2.②利用形態が異なる
    3. 3.3.③機器の購入者が異なる
    4. 3.4.④機器の運用管理者が異なる
  4. 4.データセンターを利用するメリット
  5. 5.クラウドを利用するメリット
  6. 6.データセンターの選び方
  7. 7.まとめ


データセンターの役割

データセンターは、サーバーを管理・運用するためのスペースを提供する物理的な施設です。サーバーの稼働に必要な電源や空調設備、ネットワーク機器などを備えています。

また、災害の発生に備えて耐震補強や消火装置が整備されているほか、施設に侵入しようとする不審者へのセキュリティ対策も万全です。

自社の建物でサーバーを管理するよりも、設備とセキュリティに優れるデータセンターで管理するほうが、サーバー障害やインシデントのリスクを抑えられます。



データセンターの設備

データセンターには、サーバーの稼働に欠かせないさまざまな設備が配備されています。

まず必要なのは、サーバーを設置するためのスペースです。同時に、サーバーを収容できるラックも準備されており、搭載可能なサーバーの型には指定があるものの、少ないスペースで効率的に格納できます。

データセンターの回線には、高品質なものが用意されています。ネットワークの負荷が大きくなった際も安定したパフォーマンスを発揮するには、高速・低遅延の通信回線が欠かせないためです。

また、データセンターの電源設備には非常用電源があるため、災害や停電に強く、不測の事態が発生しても電力供給を継続できます。

そして、サーバーを稼働させるうえで忘れてはならないのが、空調設備です。サーバー群の稼働によって発生する熱を適切に処理しなければ、その後のサーバーの稼働に悪影響を及ぼしてしまいます。その点、データセンターは熱処理に優れた空調設備を備えているため、お客様の定めるSLAを満たすことが可能です。



データセンターとクラウドの4つの違い

サーバー管理の方法として、データセンターと比較されるのがクラウドです。この2つには、主に4つの観点で違いがあります。

なお、クラウドのより詳細な情報については以下の記事で解説しております。

オンプレミスとクラウドの違いやメリット・デメリットを解説


①サービスの内容が異なる

データセンターのサービス内容は、サーバーや回線などの機器を設置するための物理的なスペースを提供することです。それに対して、クラウドではインターネットを通じて利用可能なサーバーを提供します。


②利用形態が異なる

直接サーバーを設置して利用するデータセンターと異なり、クラウドは基本的に、インターネットを通じてオンラインで利用します。そのため、インターネットにつながる端末さえあればクラウドを利用することが可能です。


③機器の購入者が異なる

データセンターで利用する機器は利用者側で購入しますが、クラウドではサービスの提供者側によってすべての機器が準備されます。


④機器の運用管理者が異なる

購入時と同様に、クラウドで機器の管理を行うのはサービスの提供者です。データセンターと異なり、利用者側では物理的な管理と運用が一切発生しません。



データセンターを利用するメリット

データセンターを利用すると、どのようなメリットを得られるのかを、以下に一覧形式で整理しました。


▼データセンターを利用するメリット一覧

観点

メリット

インフラ面

大容量の電力や高品質の通信環境を安定して供給できる

セキュリティ対策

入館・入室者の徹底した管理によって、物理的なセキュリティを担保できる

災害対策

災害に弱い立地を避けた場所に位置する場合が多く、耐震・免震構造や火災検知も備えている​​​

柔軟性

使用する機器を、利用目的に合わせて自由に決められる

運用・監視体制

機器や設備などに問題が発生した際に、利用者自身もしくは管理者により、迅速にチェックできる

コスト面
クラウドでは扱うデータ量に対して変動的に費用が増減するのに対して、オンプレミス環境では、データ量に関係なく管理費用が固定化可能


安定したインフラと、機器を直接取り扱うことによる自由度の高さがデータセンターの強みです。



クラウドを利用するメリット

一方で、クラウドには以下のメリットが存在します。

▼クラウドを利用するメリット一覧

観点
メリット
コスト面

サーバー本体やその他の機器を購入する必要がなく、物理的なスペースも不要なため、初期費用を抑えられる

運用負荷

物理的なレイヤーの管理はサービスの提供者側で行うため、利用者の運用負荷が軽減される

拡張性

サーバーは仮想化されているため、メモリやCPUなどの性能を必要に応じてすぐに増減できる

導入のしやすさ

機器やネットワークを準備する必要がなく、すぐにサービスの利用を開始できる


コストと運用の負荷の低さや、導入の容易さはデータセンターにはない強みです。

以下の記事では、自社サーバーをクラウドに移行する際のメリット・デメリットをまとめております。クラウドの特徴をより詳しく把握したい方は、ぜひこちらもご覧ください。

自社サーバーをクラウド化するメリット・デメリットと注意点



データセンターの選び方

データセンターを選ぶ際は、どのような点を考慮する必要があるのでしょうか。

耐震構造や対火災設備など、災害対策が十分に施されているかどうかは重要な点です。また、そもそも災害に遭わないためにも、活断層が近くになく、水害の危険性も少ない地域にあるデータセンターを選びたいところです。

設備の豊富さも、確認を忘れてはなりません。高電力に対応したラックや高速なネットワークの有無は、サーバー運用に大きな影響を与えます。

また、事前の見学が可能かどうかも重視したい基準です。実際の立地やセキュリティ体制を直接確認しておいたほうが、利用開始後の運用をスムーズに進められます。

なお、データセンターの利用形態の1つであるコロケーションは、施設内の一部をサーバーを設置するスペースとして借りるサービスです。サーバー機器は利用者側で用意するため、選定時には、ラックや空調といった施設に関する事項に確認内容を絞ることができます。



まとめ

この記事では、データセンターとクラウドについて、以下の内容を解説しました。

  • データセンターの役割と設備
  • データセンターとクラウドの違い
  • データセンターのメリット
  • クラウドのメリット
  • データセンターの選び方

利用形態や管理範囲が異なるデータセンターとクラウドには、明確な強みがそれぞれ存在します。利用の目的や条件を整理したうえで、最適解を選択することが望ましいです。

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